「ひって」


「ひって」というのは「すごい」とか「すごく」とか「とても」という意味で使われます。
使用例
「ひってとおげがったでぇ」=>「とても遠かったよ」
「ひっていってがった」=>「すごく痛かった」
「この前ひってめーにおうだでぇ」=>「この前はひどいめにあったよ」
「なまらひってねっか」=>「とてもひどいとき」「とてもすごいとき」
というように使います。
よくある会話から
A.「こどすの冬はひってがったな」
B.「んだ、屋根にもひってゆぎつもってらったすけなー」
A.「やっと、つぅーと、あったごなってきたすけ、しかも、ゆぎとげだでな」
B.「あんげ、いっぺあったがんに、へったよなー」
A.「でも、まーだ、山の方はひってみてだで」
B.「だって、せんげづ、ひっていっぺこど、ふってらったみてやもの」
A.「たいへんだでなぁ」
B.「でも、とげっかんも、もうじっきだろ、あったごなってきたもの」
翻訳
A.「今年の冬はひどかったな」
B.「そうだね、屋根にもとてもたくさん雪が積もっていたからね」
A.「やっと、少し暖かくなってきたから、だいぶ雪も溶けたよね」
B.「あんなに沢山あったのに減ったよね」
A.「でもまだ山の方はすごいみたいだよ」
B.「だって先月とてもたくさん降っていたみたいだもの」
A.「たいへんだよなぁ」
B.「でも溶けるのも、もうすぐだろう、暖かくなってきたもの」
とても大変だった時の会話
A.「いゃいや、ひってがったでー」
B.「なに、そんげにひってがったんばね」
A.「なにが、ひってがったって、おめさん、しんじらんねぐれだよ」
B.「すたすけ、何がどんげひってがったんでば」
A.「んー、ほれあそごの酔っ払いさー」
B.「あー、あれがね、俺帰ったあどの、はなすだな」
A.「そーやんさ、おめさん、さぎ帰ったすけ、わがらねろども、あれがら、ひってがったんよ」
B.「そんげひってがったんがね」
A.「それで本人は何にもおぼえでねんすけね」
B.「それはたいへんだったんねぇ」
翻訳
A.「いやはや、とてもたいへんだったよ」
B.「何がそんなに大変だったの」
A.「何がひどかったかって、あなた、信じられないぐらいだよ」
B.「だから、何がどのくらいひどかったの」
A.「ん、ほら、あの酔っ払いさ」
B.「あ、あれかね、私が帰った後の話だね」
A.「そうなんだよ、あなたは帰ってからわからないだろうけど、あれからひどかったんだよ」
B.「そんなにひどかったの」
A.「それで本人はなにも覚えていないんだから」
B.「それは大変だったんだね」
というような抽象的な会話も成り立ちます(笑)
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